クルージングというとどのようなイメージを思い浮かべるだろうか。ゆったりとした旅、人生をリタイアした後のご褒美といったイメージが典型的かも知れない。
アメリカでは、1970年代以降、船が飛行機に移動手段の座を取って代わられて以来、クルージング文化が非常に発展した。そこからすでに50年近くが経っているが、今ではクルージングはアメリカのライフスタイルの一部になっている。
ここから何となく分かる通り、多くの日本人が思っているような老夫婦向けのクルージングのイメージとは違う世界がある。
クルージングは旅行の選択肢の一つであり、それもかなり魅力的な選択肢の一つなのである。
クルーズ船の良さは、毎日目覚めると違う寄港地が迎えてくれるところである。
泊まるところは豪華ホテルで、それが夜の間に移動して、次の寄港地に連れて行ってくれる。
つまり1か所滞在型でありながら、昼間は陸地にあがって観光をして、船に戻ってくれば、毎日夕日を見ながらワインを飲み、ディナーを楽しめる。
部屋の種類も多く、一番大きな部屋で400㎡のものがある船もある。100㎡でも大きいのにその4倍である。
こんな部屋にいたら船の上にいることを忘れられるだろう。
そして船の楽しみは料理である。
今回紹介するオーシャニア・クルーズは、フランスの元ドゴール大統領のお料理番をしていた、ジャック・ペパン氏が監修していて、フレンチ、イタリアン、ビュッフェ、ステーキ、ハンバーガー、アジアンといった様々なレストランが備わっている。
この船の一つの特徴が料理であり、毎日食べつくすことができないくらいの豊富さを提供する。
クルージングというと値段が高いイメージがないだろうか。
今回紹介するオーシャニア・クルーズは、ラグジュアリーな船内ライフが楽しめる船にも関わらず、以外とリーズナブルに楽しめる船である。
例えばスタンダードなベランダ付のお部屋、地中海7泊で25万円位。しかも寄港地間観光が2つも含まれる料金なのである。
例えばマイルを使って航空券を予約すれば、30万円程度で豪華な旅ができるのだ。
オーシャニアの料金には基本の乗船料の他、食事代、ソフトドリンク、アフタヌーンティ、ショーなどの代金、税金などが含まれる。
しかも特典として、7泊のクルーズの場合は寄港地観光2つ、またはアルコール飲み放題、または船内で使えるお小遣い$200の中から選択できる特典もある。
キャンペーン中は、これら3つの特典全てが付いてくるという嬉しい料金体系なのだ。
日本にはクルージング文化が根付いていないので、クルージングを考えた時にスタッフのサービスを思い浮かべる人は少ないだろうが、スタッフのサービスが旅の快適さを決めるといっても過言ではない。
オーシャニアクルーズは乗客1.5人から2人に対してスタッフ1人がつく。担当のメイドはシーツなどをすぐに交換してくれてコミュニケーションも楽しめる。
別に英語なんてしゃべれなくても良い。
今回ご紹介した1週間程度の旅を皮切りに、気に入ったらもっと違う地域や、もっと長い旅をしてみたら良いのではないか。
まずは1週間試してみて、気に入ったら何回も乗れば良い。
アメリカではライフスタイルとして根付いているものである。もし楽しくなければ定着していないだろう。